CCS特集・遺伝子関連

富士通九州システムエンジニアリング

 1999.03.20−富士通九州システムエンジニアリング(FQS)は、情報技術(IT)の豊富なノウハウを生かしてケムインフォマティクスからバイオインフォマティクスまで幅広くCCS市場に取り組み、積極的な投資を行っている。とくに、大量の遺伝子情報、ゲノムデータの活用を図るデータマイニング分野における、バイオテクノロジー統合システムのインテグレーション事業が最大のターゲット。一方では、新しいCCS製品の研究開発を目的にポーランドに100%出資で「FQSポーランド」を設立、大学などの研究グループとの開発がすでに始まっており、将来にどのようなソフトが生み出されるのか注目されるところだ。

 FQSは、福岡・佐賀・長崎を担当する富士通系列のSE会社だが、独自の特化事業(CAD/CAM、農業分野、ホテル分野)では全国展開を行っている。CCS関連はその4番目のビジネスであり、世界展開まで図るのは富士通のSE会社の中でもFQSが初めてのケースだ。

 FQSポーランドは現在7名(4名がドクター)で活動しており、とくにドイツの大学や研究機関とのパイプが太い。研究費を提供したりコンサルタント契約を結んだりしている研究グループも多く、将来的にはいろいろな成果が出てくる予定。それらをFQSの手で製品化し、世界中で販売するのが最終目標でもある。また、FQSポーランドは日本の製品を海外で販売する拠点でもあり、継続的に人員増を図っていく。

 FQSのオリジナル製品は遺伝子分野が中心で、ホモロジー解析とモチーフ検索機能を持つイントラネット型ウェブ対応システム「シーケンスアドバイザー」、たんぱく質などの生体分子を美しく立体表示する「プロテインアドバイザー」などのソフトを揃えている。今後はカスタム開発を含め、ユーザーニーズを具現化できるソリューション志向を強めていく。