CCS特集:遺伝子/バイオインフォマティクス関連

日立ソフトウェアエンジニアリング

 2000.03.20−日立ソフトウェアエンジニアリングは、15年以上前から遺伝子情報解析分野でソフトウエア開発を手がけているが、ここへきてバイオインフォマティクス領域での先駆的な事業展開が目立っている。DNAチップビジネスで提携関係にあるDNAチップ研究所に続き、植物ゲノムセンター、植物DNA機能研究所(佐藤孜日立ソフト会長が社長に就任)といった国内バイオベンチャーに出資を行って立ち上げを支援しており、日立ソフト自身のIT(情報技術)関連の“ドライ”な技術力が、パートナーが持つゲノム関連の“ウエット”なノウハウと合体して、高度なソリューションを構築できる体制を固めつつある。

 DNAチップに関しては、チップ作成装置「SPBIO」、ハイブリダイゼーション反応用恒温槽「CHBIO」、チップ読み取り装置「CRBIO」、DNAチップ用情報処理ソフト「CHIPスペース」まで、必要なコンポーネントをすべて揃えている。実際のチップ作成はDNAチップ研究所が行っており、酵母菌の6,000の遺伝子をアレイ化したチップを販売しているほか、特注のカスタムチップ受託事業も好調。

 最近では、大腸がんや肝臓がん、白血病関連などのDNAライブラリーも揃ってきており、まずは研究用途向けに順次出荷を行っていく考えである。

 また、チップ上での遺伝子の発現の度合を定量的に把握しようとする次世代チップの技術開発にもすでに取り組んでいるという。

 今後は、植物ゲノム関連の事業展開も期待されるところだ。

 これにともなって、バイオテクノロジー研究のための統合情報システムのインテグレーションビジネスの方も好調に推移しており、近年は事業規模も倍々ゲームで成長。2年後には50億円の売り上げを計画している。