新しいサーバー版Linuxディストリビューション

日英バイリンガル、GUI搭載でデジタルファクトリジャパンが発売

 2000.05.10−デジタルファクトリジャパン(本社・大阪市北区、藤村善行代表取締役)は、サーバー向けの新しいLinuxディストリビューション「Kondara MNU/Linuxサーバー1.1」(商品名)を6月8日から発売する。同社はKondara(コンダラ)プロジェクトで開発されているLinuxオープンソース資産をパッケージ化して提供するベンダーで、今回のサーバー版はGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)機能を完備したことが特徴となっている。インテルおよびその互換プロセッサー、またはアルファプロセッサーを搭載したパソコンで利用でき、価格は2万4,800円。

 Kondara MNU/Linuxは、米デジタルファクトリが主催しているボランティアベースのコミュニティであるKondaraプロジェクトの成果物を製品化したもの。デジタルファクトリジャパンは昨年12月にデスクトップ版のバージョン1.0を、今年4月にバージョン1.1(ともに7,800円)を発売しているが、これは日本だけで先行販売されているディストリビューションパッケージで、米国でも近く商品化される予定だという。

 日米で共同開発されているため、基本的に英語版を日本語に移植したものではなく、単一のバイナリーで日英のバイリンガル環境が組み入れられているのが特徴。また、インテルプロセッサー向けとアルファプロセッサー向けとでソースコードが共通化されていることも技術面でのアドバンテージになっている。

 今回のサーバー版は、独自開発のGUIツール「mph」を標準装備した。グラフィックとマウス操作で、カーネルの再構築からファイヤーウォールの構築、メール/FTP/エイリアスなどのユーザー設定、ウェブサーバーのアクセス制限、DNSサーバーの設定、データバックアップまでを行うことができ、UNIXのコマンドに慣れていないユーザーでも容易に扱うことができる。

 インストールからサーバー設定までの範囲で90日間/5件の無償サポート付きだが、年間15万円からのオプション料金で有償のサポートも行う。また、ネットワーク管理業務全般のアウトソーシングサービス(年間基本料金200万円)も提供する。