サイオスがエピゲノム解析のRhelixaと資本業務提携

クラウド解析プラットホームを開発へ、バイオ領域で事業拡大

 2018.03.27−サイオス(本社・東京都港区、喜多伸夫社長)は26日、エピゲノムの情報解析およびソフト・ハード開発を行っているRhelixa(本社・東京都千代田区、仲木竜社長)が発行巣r第三者割当増資による株式を取得するとともに、事業会社のサイオステクノロジーがエピゲノムのクラウド解析プラットホームを共同で開発すると発表した。世界中の大規模エピゲノムデータを集め、デファクトスタンダードとなりうるサービスを開発・提供することを目指すという。

 Rhelixa(レリクサ)は、東京大学の研究室を母体とするエピゲノム専門解析企業で、2015年2月に設立された。大学や研究機関、製薬会社などの民間企業から委託を受け、ゲノム・エピゲノムに関する実験・解析を専門的に行ってきた。これまでの研究で蓄積したデータと解析アルゴリズムをもとに、汎用的に利用できる解析用プラットホームサービスの立ち上げを検討していたが、そのためにはクラウド技術が必須。そこで、サイオステクノロジーからこの技術の提供を受けることを目的に資本業務提携したもの。サイオステクノロジーとしても、これを機にバイオサイエンス領域における事業拡大が見込めると判断したという。

 サイオステクノロジーは、Linuxをはじめとするオープンソースソフトウエア(OSS)の開発と利用を軸にするベンダー。最近では、AI(人工知能)やFintech(金融技術)、クラウドコンピューティングの技術領域に力を入れている。

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<関連リンク>:

サイオス(トップページ)
https://sios.jp/

Rhelixa(トップページ)
http://rhelixa.com/


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