富士通九州システムズが「ADMEデータベース」を更新

ヒトの薬物代謝酵素に特化、データ追加しバージョン24を提供開始

 2011.10.04−富士通九州システムズ(FJQS)は、インターネット経由でサービスしている「ADMEデータベース」の最新バージョン24を10月3日から提供開始した。ヒトの薬物代謝酵素に特化したデータベースで、1年に4回データを更新している。年間利用料金は、民間企業と国立研究機関向けが157万5,000円(臨床薬物相互作用データベースとのセットで189万円)、教育機関向けは52万5,000円。

 「ADMEデータベース」は、ヒトの主要な薬物代謝酵素であるチトクロームP450を中心に、約8万6,000件の試験管内実験のデータを収録したもの。簡易的なキーワード選択方式、あるいは複雑な条件式を入力しての検索も可能となっている。薬物とその代謝物に関して、部分構造や類似構造検索も行える。

 今回の更新では、276の文献から約1,900件の非臨床薬物代謝データを追加。さらに、103の文献から約400件の臨床薬物相互作用データを追加した。

 薬物相互作用データには、ヒト臨床試験において薬物を単独投与した場合と、複数の薬物を併用した場合の血中濃度、消失半減期、最高血中濃度などが登録されている。


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