日立ソリューションズが医薬品卸業向け販売管理パッケージ

GS1-RSS対応でトレーサビリティ強化、内部統制・業務効率向上も

 2012.03.03−日立ソリューションズは、医薬品卸業向けの販売管理パッケージ「Aptage.PD」を2日から販売開始した。医薬品流通コードで製造ロット番号などが付加された「GS1-RSS」(Global Standard One - Reduced Space Symbology)に対応することでトレーサビリティを強化しており、医薬品卸業務における内部統制の強化や業務効率の向上を実現できる。価格は、サーバーライセンスで525万円から。2015年度までに15社への販売を見込んでいる。

 同社は、1998年から業種特化型の販売管理パッケージ「Aptageシリーズ」を流通卸業や医療機器卸業向けに提供してきている。

 今回の「Aptage.PD」は医薬品卸業に特化した製品で、医薬品流通コード「GS1-RSS」(省スペースの医薬品業界向けバーコード)に対応することによりトレーサビリティを強化した。同一条件で製造されたロット番号などの情報が含まれた「GS1-RSS」を利用して管理することで、医薬品業界で求められる「いつ、どこで製造した医薬品が、どこに流通しているか」を容易に把握することが可能。

 また、内部統制に基づいたシステムとなっており、利用者の権限によって操作できる画面を制限したり、特定したりできるほか、伝票の修正履歴も保存することが可能。業務や職位に応じて、関係しないメニューなどを非表示にできるため、最小限の操作で利用しやすい。

 そのほか、無線ハンディターミナルを用いた入出荷業務への対応、商品マスター・得意先マスター・仕入れ先マスターなどへ入力内容を自動登録する機能など、業務効率向上のための機能も装備されている。

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<関連リンク>:

日立ソリューションズ(Aptage.PD 製品紹介ページ)
http://www.hitachi-solutions.co.jp/aptage_pd/


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