CCS特集2013年夏:サイエンス・テクノロジー・システムズ

文書中の化学構造式を抽出、Windows 8 に対応

 2013.06.26−サイエンス・テクノロジー・システムズ(STS)は、R&Dのためのシステム開発やアプリケーション提供、解析・コンサルティングサービスなど、幅広いニーズに対応。CCS関連では、米アクセルリスのモデリング/シミュレーション製品「マテリアルズスタジオ」「ディスカバリースタジオ」「パイプラインパイロット」、米パーキンエルマーから提供されるデータ解析ツール「スポットファイアー」などの販売も行っている。

 とくに、アクセルリスとは契約内容を更新し、ソフトの販売・サポートだけでなく、顧客に対してコンサルティングも行えるようになった。中立的な立場を生かし、スポットファイアー製品も含めた連携ソリューションを顧客ニーズに合わせて構築・提供することに力を入れる。

 一方、5月から新たに米シャリジェンス製品を戦列に加えた。これは、独自の化合物構造検索技術をコアに、マイクロソフト製品との強力なインテグレーションを強みとしたもの。

 具体的には、さまざまなドキュメント中に記載された物質名や構造式をOCR技術によって識別し、その情報を検索・抽出することが可能。そのための専用ソフトが「Chrawler」で、これをマイクロソフトのコラボレーションプラットホーム「シェアポイント」に組み込んで使うこともできる。特許情報などPDF形式の文書もそのまま検索対象とすることができる。

 また、Windows 8 のタブレット端末にも対応し、エクセルなどのオフィスソフトで構造式を扱えるようにする化学構造式エディター「TouchMol」もユニークな製品。社内データベースや電子実験ノートの検索インターフェースとしても利用可能である。


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