米アークスパンがオフィス開設し日本市場に参入

クラウド型電子実験ノートなど、代表には宇佐氏が就任

 2014.05.03−クラウドベースの電子実験ノートブック(ELN)ソリューションなどを提供する米アークスパン(Arxspan、本社・マサチューセッツ州、ピーター・ロザティCEO)が1日、日本オフィスを正式に開設し、国内での事業を開始したと発表した。日本代表には、米パーキンエルマーのアジア太平洋地区統括副社長を務めた宇佐明人氏が就任している。

 アークスパン社は2010年6月に設立された企業。「ArxLab」(アークスラボ)の製品名で、化学/生物向けELN、化学/生物情報の登録、アッセイデータ管理、試薬管理などのクラウド型ソリューションを開発・サポートしている。

 創薬研究が企業内にとどまらず、社外パートナーとの連携が重要になってきているなか、法令に適合し、万全のセキュリティのもとで社外パートナーへの業務委託、研究情報の回収、適切な管理を実現できることが評価されているという。開発はすべて米国で行われており、ホスティング施設やデータセンターも米国内に置かれていることでも信頼を得ているようだ。

 新しく就任した宇佐代表は、ケムインフォマティクス市場で25年のビジネス経験があり、MDL(現アクセルリス)日本法人社長、米ケンブリッジソフトおよび米パーキンエルマーのアジア太平洋地区統括副社長などを歴任した。

 日本オフィスの所在地は、東京都港区南青山2-2-15、Win Aoyama ビル(UCF917)。電話03-6869-7507。

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<関連リンク>:

米アークスパン(トップページ)
http://www.arxspan.com/

米アークスパン(製品情報ページ)
http://www.arxspan.com/chemical-informatics-products-and-services.asp


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