富士通九州システムズが「ADMEデータベース」最新バージョン35

約3,000件のデータ追加、大学向けシングルライセンス新設

 2014.07.10−富士通九州システムズ(FJQS)は、薬物代謝に関する情報をインターネット経由で検索できる「ADMEデータベース」のバージョン35を7月から提供開始した。3ヵ月おきにデータを更新しており、今回も3,000件ほどの新しいデータが追加されている。また、とくに大学での利用を促進するため、研究室単位での利用に適したシングルユーザーラインセンスを新設し、利用料金の入り口をこれまでの半額に引き下げた。

 ADMEデータベースは、薬物動態分野の著名な研究者であるクロアチアのレンディック博士が文献から収集したヒトの薬物動態関連たん白質・薬物の情報を蓄積したもの。チトクロームP450を中心に、その他の薬物代謝酵素やトランスポーターを含めて約10万6,000件の試験管内実験データを収載しており、代謝される化合物の分類、反応、代謝前の化合物構造、代謝後の化合物構造、関連するリファレンスなどを検索することが可能。ウェブブラウザーだけで利用できる。

 今回の更新では、約410の文献から約2,700件の非臨床薬物代謝データと約340件の臨床薬物相互作用データを追加している。また、初めてのユーザー会を7月25日に開催することが決まった。情報交換したいというユーザーの要望で実現したもので、会場は東京国際フォーラム。

 利用料金は、年間契約で企業/国立研究機関向け(同時アクセス10ユーザー)が162万円、臨床薬物相互作用データベースを付加して同194万4,000円。教育機関向けは今回からライセンスが変わり、研究室ライセンス(同時アクセス1ユーザー)が27万円、サイトライセンス(同50ユーザー)が81万円。





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<関連リンク>:

富士通九州システムズ(ADMEデータベース製品情報ページ)
http://jp.fujitsu.com/group/kyushu/services/lifescience/asp/adme-database/index.html

富士通九州システムズ(ADMEデータベース ユーザーミーティング・セミナー案内ページ)
http://jp.fujitsu.com/group/kyushu/services/lifescience/new/admedb2014.html


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