2015年夏CCS特集:ウェイブファンクション

分子モデリング身近に、中学生向けの教育でも実績

 2015.06.25−ウェイブファンクションは、企業の研究用途から大学・高専などの教育用途まで、やさしく使いやすいCCS製品群を提供している。

 とくに、分子モデリングソフトの「Spartan '14」は、量子化学計算の入門用として企業からの引き合いも好調。価格も手ごろなため、最近では材料設計の分野で初めて計算化学に取り組みたいというユーザーの受け皿となっている。使いやすさは、やはり実際に使ってみないとわからないため、同社ではハンズオン形式の講習会を開催しているが、東京以外でのオンサイトでの要望にも応じていく考え。地方を回るオンサイトツアーも今年は数回実施したいという。

 また、Spartanは教育用途でさらに広がりをみせており、これまでの大学や高専に加え、中学・高校での活用も注目されはじめた。先駆的な事例としては、昨年度に愛媛大学教育学部が松山市内の中学生を対象にした講座を開いている。これは、科学技術振興機構(JST)の委託による次世代科学者育成プログラムに基づくもので、同大学による「科学イノベーション挑戦講座」として開催されたもの。タブレット向けの「iSpartan」を利用して、分子モデルの作成、エチレンの分子構造と赤外吸収、分子構造とプラスチックの性質の関係、赤外線予測データを用いたプラスチックの同定−などを学んだ。学習内容は高度だったが、参加した中学生の満足度は高かったという。この講座は今年度も実施される予定である。

 ウェイブファンクション日本支店では、欧米と同様の教育機関向けアニュアルサイトライセンスを日本でも提供していく計画。さらに導入しやすくすることで市場の活性化を図る。


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