富士通九州システムズが「ADMEデータベース」バージョン42を提供

約100件の文献からデータ追加、総データ件数11万8,000件に

 2016.03.29−富士通九州システムズ(FJQS)は、薬物代謝酵素などの情報を集めた「ADMEデータベース」を4月1日に更新し、バージョン42として提供開始すると発表した。医薬品開発において重要となる薬物代謝関係の情報調査を効率化するもので、ウェブブラウザーからキーワードや化学構造を入力することにより簡単にデータを集めることができる。今回の更新では、約100件の文献から約440件の非臨床薬物代謝データと、約50件の臨床薬物相互作用データを追加している。

 ADMEデータベースは、クロアチアのレンディック博士が文献から収集したヒトの薬物動態関連タンパク質・薬物の情報を中心としたデータベース。チトクロームP450を中心に、約11万8,000件の試験管内実験のデータを収載している。データは年に4回更新される。

 年間使用料金は、薬物代謝酵素とトランスポーター、キネティックデータベースの全データベースパックで、企業・国立研究機関向け(同時10ユーザー)で162万円、臨床薬物相互作用データベースを加えたフルパックで同194万4,000円。教育機関向けは全データベースパックで年間27万円(同時1ユーザー)、81万円(同時50ユーザー)。1年間に30契約の販売を見込んでいる。

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<関連リンク>:

富士通九州システムズ(ライフサイエンスソリューションのトップページ)
http://www.fujitsu.com/jp/group/kyushu/solutions/industry/lifescience/

富士通九州システムズ(ADMEデータベース製品情報ページ)
http://www.fujitsu.com/jp/group/kyushu/solutions/industry/lifescience/asp/adme-database/index.html


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