富士通九州システムズが「ADMEデータベース」をバージョン46に更新

約2,600件のデータ追加、臨床薬物相互作用データとの比較も

 2017.03.29−富士通九州システムズ(FJQS)は28日、医薬品開発などに必要な薬物代謝情報を検索できる「ADMEデータベース」を更新し、4月1日からバージョン46としてサービス開始すると発表した。1年に4回のペースでデータを更新しており、今回は約260件の新しい文献から約2,600件の非臨床薬物代謝データと、約100件の臨床薬物相互作用データを追加している。

 ADMEデータベースは、薬物動態分野の著明な研究者であるクロアチアのレンディック博士が文献から収集したもので、チトクロームP450を中心にヒトの薬物動態関連タンパク質・薬物関連情報を12万件以上(試験管内実験のデータ)収録している。また、2010年10月からはヒト臨床での薬物相互作用データの蓄積を進めてきており、非臨床と臨床での情報を比較できることでも評価が高い。

 利用はウェブ経由で、料金は全データベースパックで年間162万円、臨床薬物相互作用データベースを含めたフルパックで同194万4000円。教育機関向けは、全データベースパックの研究室ライセンス(同時アクセス数1)が年間27万円、サイトライセンス(同時アクセス数50)が同81万円となっている。

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<関連リンク>:

富士通九州システムズ(ライフサイエンスソリューションのページ)
http://www.fujitsu.com/jp/group/kyushu/solutions/industry/lifescience/

富士通九州システムズ(ADMEデータベース製品情報ページ)
http://www.fujitsu.com/jp/group/kyushu/solutions/industry/lifescience/asp/adme-database/index.html


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